このシリーズは版画家が、絵だけでなく、装丁や刷り色・用紙・製本などの「本づくり」に必要なすべての素材や過程に関わって、創造・制作しています。
主な描画技法は「スクラッチ」。色を付けたスクラッチボードをスクラッチペンでひっかいて、線画を描いていきます。
また印刷に関しても、「特色刷り」を用い、版画と同じで、インクを組み合わせて特別な色をつくり、
一色ずつ印刷していきます。
色を重ねていくことでのみ表現できるその視覚効果は、ぜひ実物を手に取ってご覧下さい。
[著者]
宮澤賢治
[画]
小林敏也
[サイズ]
30.7×20.8cm/45ページ